3月16日に韓国・ソウルのスイスグランドホテル特設会場に於いて、前WBOアジアパシフィック女子ミニマム級チャンピオンの吉川梨優那選手が、韓国KBM女子ライトフライ級チャンピオンのソ・リョギョン選手と空位のWIBA世界ミニマム級王座決定戦に挑みました。
前日には、同ホテル・コミュニティーホールで調印式・記者会見ならびに計量が行われ、会見では
「過去に女医ボクサーと対戦してKOで勝っているので、今回もそうなるように頑張る」とコメント。
対するソ選手は「今回は同じようにはならない」と対抗していました。
計量ではソ選手が46.6kg、対する梨優那選手は47.2kgで計量をパスしました。
当日は70kg級のワンデートーナメントや、韓国タイトルマッチが4試合等、合計19試合が行われ、17時より3時間の枠で、現地テレビが生放送される大イベントのメインカードとして梨優那選手が出場する世界戦が行われました。
試合は序盤、好スタートを切った梨優那選手に対して、ソ選手が反撃する等、一進一退の展開。
中盤から梨優那選手がペースをつかみ抜け出しを図る。
終盤、粘るソ選手を後退させ終了のゴング。
梨優那選手が押し切ったか…と思いましたが、公式の判定は一者が94-96でソ選手、一者が96-95で梨優那選手、残る一者が95-95イーブンで三者三様の引き分けとなりました。
残念ながら王座獲得とはなりませんでしたが、敵地・韓国で実力を発揮して現地ファンの皆さんからも多大な称賛を受けて実り多き海外遠征でした。
WIBA世界ミニマム級王座決定戦10回戦
前・WBOアジアミニマム級チャンピオン 韓国KBMライトフライ級チャンピオン
吉川 梨優那(ディアマンテ) 引き分け ソ・リョギョン(韓国)
(94-96、96-95、95-95)
前WBO-AP女子ミニマム級王者の吉川梨優那 韓国の地域王座戦ドロー
☝Crick
2024.3.16 BOXING NIWS掲載